他人事に出来ない。海洋プラスチック問題について。
こんにちは。まさももくんです( ˘꒳˘ )
・皆さん海へ出かけた時、ゴミが海岸に打ち揚げられいる光景は見た事ありますか?
・その中でプラスチック製品をよく目にしませんか?
そうです。今大量のプラスチックゴミが海に浮遊し続けているのです。
これが世界的な問題となり、プラスチック製品を使う我々も取り組まなければいけない問題となっているのです。
今の現状を知り、今後のプラスチックのあり方について考えて見てはどうでしょうか。
*プラスチックってどれだけ海にあるの?
1950年から2015年までの間に製造されたプラスチックの総量は78億トン。
その中でも32%の7800万トンのプラスチックは、私たちの海に流入していることになります。
例えると毎分プラスチックの1台のごみ収集トラックを海へ注ぐことに相当するのです。
驚くべきことに2050年には、世界の海の魚の数よりプラスチックごみの数のほうが多くなるとされています。
いかに私たちがプラスチックを使っているか見えてきますね。
身近に使っているプラスチックですが、見方を考える必要がありますね(--;)
*プラスチックゴミの種類は?
プラスチックといえばレジ袋、ストロー、釣具、プラスチック容器など様々あると思います。
その中でも特に問題視されているのが【マイクロプラスチック】です。
※マイクロプラスチックとは5mm以下の小さなプラスチックの破片のことである。
海中に流れたプラスチックが紫外線などにより劣化することによってマイクロプラスチックが浮遊することになります。
さらにマイクロプラスチックは化学物質を吸着する性質を持っているため誤食するのはとても危険なことでもあるのです。
驚くことに海中にあるプラスチックの中で90%強がマイクロプラスチックと言われています。
私たちが海へ行った時に見えているプラスチックゴミは氷山の一角なんですね^^;
*プラスチックによる動物への影響は?
◆プラスチックの誤食や誤飲
プラスチックを誤食や誤飲してしまうことで胃や消化管に溜まってしまったり、腸ふさがってしまい腸閉塞などによって腸の働きが低下したりします。
そうなることによって餌を食べられることが出来なくなり、死んでしまう場合があります。
近年世界の海で死んだウミガメを調査したところ、ほぼ全てのウミガメにプラスチックが確認されました。
ウミガメだけでなく多くの魚や鳥や海獣が被害にあっています。とても痛々しいものであり見るに堪えない悲惨な状況なのです。
◆漁網やロープが絡まってしまう
生き物のなかには好奇心で近寄って見たり、誤食しようとして漁網やロープ(ゴーストロープ)に引っかかってしまうことがあります。
・身体が傷つく
・窒息してしまう
・口が大きく開けられない
・えらに十分な水を通せない
・泳ぐ効率の低下
などの影響が考えられます。
プラスチックは軽くて丈夫なため生き物自身で外すことが大変困難です。
◆植物成長の阻害
プラスチックによって植物の成長の抑制や、光合成の阻害に繋がる場合があります。
*プラスチック問題解決に向けての動き
最近では2018年6月カナダにてG7シャルルボワ・サミットが開催され【海洋プラスチック憲章】を発表しました。
・海洋プラスチック憲章の主な内容とは
◆2030 年までに、リサイクル可能なプラスチック製品における割合を50%増加させる。
◆2030 年までにプラスチック包装の55%をリサイクルおよびリユースし、2040 年までにすべてのプラスチックを 100%回収する。
◆海洋環境への漏出を防ぎ、リユースやリサイクル可能な環境に優しい処分を実現させる。
◆プラスチック問題に加担する国際的活動や投棄漁具(ALDFG)等の漁業用品の回収作業への投資を加速させる。
など
プラスチック問題を解決に向けての取り組みを発表した。
しかし驚くべきことにG7ほとんどの国が署名したにも関わらず、アメリカと日本のみ署名を見送りにした。
その理由に関して日本政府は、プラスチック削減による産業への影響を慎重に調査・検討する必要があると述べた。
日本は慎重に対応するつもりだと思うが、そんな余裕もないと私は思います。日本全体で取り組むべき問題だと思ってます。
*世界ではどんな取り組みがされているの?
◆アメリカ
ニューヨーク州では飲食のテイクアウト用プラスチック発泡容器を廃止を宣言。2018年7月以降、シアトルとワシントン州では飲食店などでの販売を禁止。
◆フランス
2016年、使い捨てプラスチック容器類の販売を禁止する法律を制定。2020年から施行。
◆台湾
2018年、飲食店での使い捨てプラスチック容器類の提供を2030年までに全面的に禁止すると発表。プラスチック製ストロー、テイクアウト用カップ、使い捨て食器などの提供を2020年、2025年、2030年の3段階で規制していく計画。
◆インド
2022年までに使い捨てプラスチック製品を全土で廃止することを宣言。
沢山の国でプラスチック問題対策が見えますね!早い国や地域では既に始まっているところまで👏( ˊᵕˋ )
次は企業で行っている取り組みも紹介したいと思います!
*企業ではどんな取り組みがされているの?
◆マクドナルド
2018年、英国とアイルランドの全店舗でプラスチック製ストローから紙製ストローに順次切り替え。2019年までに切り替えを完了させると発表。
2020年までに世界の全店舗でプラスチック製ストローを段階的に廃止すると発表。
2018年、「2030年までに、世界で販売する製品に使用されている容器(ボトルおよび缶)を100%回収し、全てをリサイクルする」と発表。
私たち身近に口にするものがプラスチック問題の取り組みにより、デザインや形が変わるのことによって私たちも身近にプラスチック問題を感じることが出来るようになると思います。
これをきっかけに日本人がプラスチック問題を積極的に考えたり、行動することができれば良いなと考えました(*ˊᵕˋ* )
*早くも日本で対策している市がある!?
私が驚いたのは早くもプラスチック削減に向けて動いている市があったということ。
亀岡市でも使い捨てプラスチックごみの問題は、自然景観や市民の生活環境、観光に大きな影響を与え、市の魚であるアユモドキや他の魚にも影響を及ぼす危険性があるとし、
2018年12月13日に「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を行いました。
何しろゼロ宣言ですから凄い!
亀岡市の取り組みにとても期待しています!
こう言った取り組みが日本で増えていくと良いなって思いました(*^^*)
これをきっかけに私たちも何か動いて見ませんか!?
〜ご精読ありがとうございました〜